2020.8.21(金)

第0回

【スタディ2】ナビゲーター/スタディマネージャーからのメッセージ

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スタディ2「トーキョー・スカルプチャー・プロジェクト―2027年ミュンスターへの旅」では、ナビゲーターを居間 theaterと佐藤慎也さん、スタディマネージャーを大内伸輔と村上愛佳が務めます。このスタディでは、「パフォーマンス」という視点を持ちながら、実際に手や頭や身体を動かして作品を「つくる」実践を重ねます。

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このスタディは、「ミュンスター・スカルプチャー・プロジェクト」という10年に1度の芸術祭を参照しながら、彫刻・パフォーマンスをキーワードに据えて2018年から始まりました。2年にわたり「東京彫刻計画」というフィクションの設定を使って、街なかの公共彫刻のリサーチをおこなったり、「公共」について、そこから派生して「東京の工事」について考えてきました。
そしてその過程で、パフォーミングアート(舞台芸術)と美術における〝パフォーマンス〟の境界線が融解していること、一方で、文脈やつくりかた・考えかたの部分では明らかに違いや差があることが、改めて実感レベルでわかってきました。さて今年度はスタディの軸をどのようにしようかというところ、新型コロナウイルスの感染が拡大してきました。

“東京で何かを「つくる」としたら”。この問いかけは大きすぎて、いま、何かをつくるにも難しい気がします。さらには、昨年度の活動キーワードのひとつだった「公共」ということばも、いまのこの状況下ではやはり捉えきれない。
一方で、外出自粛の状況下では、これまでにあった(けれど見ていなかった、露呈していなかった)さまざまな社会的な問題が、浮き彫りになりました。私たちはあらゆる問題の最中にあって、これから、どのような目線で、何の・誰のために、どのような態度でつくっていくのか。居間 theaterは「パフォーマンスプロジェクト」ですが、じゃあいま、どんなパフォーマンス作品が可能なのだろうか……。
答えはすぐには出ないでしょうが、このプログラムはスタディですから、参加者のみなさんと一緒に試行錯誤を重ねて、考えていきたいと思います。

そしてそのために、今年度は何人かのアーティストにもお力を借ります。いくつかのジャンルのアーティストにお越しいただき、小さいワークをすることで、それぞれのアーティストのつくりかたを垣間見させていただく予定です。

もちろん、過去のスタディに参加していなくても全くかまいません。アーティストが何かをつくる過程を「知って」、自分で実際に手や頭や体を動かしながら、つくることを一緒に「やってみて」、その過程で得たなかでの問い、もやもや、発見などを共有して「考える」。そういう作業をやってみます。

そして、そういう小さい作業の積み重ねが、「東京」で何かを「つくる」ことに繋がると思うのです。

ナビゲーター:居間 theater[東彩織、稲継美保、宮武亜季、山崎朋](パフォーマンスプロジェクト)、佐藤慎也(建築家、日本大学理工学部建築学科教授)

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パフォーマンスがやりにくい時代。
彫刻が攻撃される時代。
ナビゲーターたちが2017年にミュンスターで描いた夢は、こんな時代にどんな姿で立ち上がるのでしょうか?
既存のシチュエーションを飛び越えてきたナビゲーターが、変わりつつある東京の風景や人と向き合う姿に同行しましょう。
今回は居間 theaterと佐藤慎也さんに加え、4人のアーティストをゲストに迎えました。
そして5回に渡るワークショップを通して、パフォーマンス・建築・彫刻・映像・サウンドアート・写真などさまざまなメディアに参加者たちは触れていきます。
変わりゆく世界、変わりゆく表現に立ち向かうナビゲーターの強い想いを側で感じ、自身のなかで生まれた新たな問いや発見を深めていきましょう。

スタディマネージャー:大内伸輔、村上愛佳(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー)